索引
Maximum Intensity Intervalsとは?
距離またはPlayerLoadそれぞれの最大運動量を記録した時間帯をMaximum Intensity Intervals (MII)(最大強度インターバル) と呼びます。時間帯の長さは基本設定では60秒、180秒、または300秒となっていますが、オープンフィールドクラウドの[設定]>[チームセクション]から長さの変更が可能です。MIIの例として、前半で最も距離を移動した60/80/300秒間のデータをMIIとして分析します。
このタイプの分析は、「最大運動量シナリオ」または「ピークマッチの要求」ともよばれ、最大の運動量を特定する為の手段としてさまざまな面から分析されています。
最大強度インターバルは、ローリングウィンドウ手法を使用して計算され、距離またはPlayerLoadから算出されます。最大強度インターバルを計算するには、全運動時間が少なくとも各インターバル時間(設定時間 通常1分、3分、または5分)の2倍以上である必要があります。たとえば、設定時間が60秒の場合、全体の運動時間は少なくとも120秒以上である必要があります。
Maximum Intensity Intervals はどのように適用されますか?
Maximum Intensity Intervals(最大強度インターバル)では、設定された期間内にアスリートに課せられた最も激しい運動量を検出、分析できます。 試合環境でのこれらの最大強度の期間を定量化することにより、トレーニングでのベンチマークまたはターゲットを設定するための貴重な情報を得ることが出来ます。 また、トレーニングの最大強度インターバルの分析は、例えば下記のような質問に答えられるより、アスリートのモニタリングとトレーニングの計画に役立ちます。
-
このトレーニングドリルでのアスリートの最大強度インターバルはどれくらいでしたか? それは試合の最大強度インターバルとどのように比較されましたか?
-
トレーニング内容を試合と同様または試合以上の最大強度インターバルに設定する為に、どのトレーニングドリルを含めることができますか?
Maximum Intensity Intervalsの設定方法
-
オープンフィールドコンソールバージョン2.4以降がコンピューターにインストールされている必要があります。
-
Maximum Intensity Interval (最大強度インターバル)の設定時間(秒単位)は、オープンフィールドクラウドからPlayerLoad、距離ともに3つの異なる長さで設定できます。
-
オープンフィールドクラウドの-設定>チーム->settings>(編集)>最大強度インターバル
-
上の順で期間を設定するチームをクリックします
-
例 [Maximum Intensity Interval - Distance Interval 1 (Seconds)/最大強度インターバル-距離インターバル1(秒))]を選択。
-
下の例のように、設定したインターバル時間を入力します。 (例 60秒)
-
手順3,4を繰り返し他の5つの項目にも同様に設定したインターバル時間を入力します。
-
[Save/設定の保存]をクリック
-
オープンフィールドコンソールから Fast sync をクリックして、クラウドで行われたこれらの変更をコンソールに同期します。
-
この機能を使用して過去のアクティビティを分析する場合は、コンソールでそれらのアクティビティを [Reprocess/再処理] してください。
- Maximum Intensity Interval (最大強度インターバル)の設定を変更した場合、変更をコンソールで有効にするには、手順7と8(Fast syncと再処理)も毎回する必要があります。
-
オープンフィールドコンソール上でのMaximum Intensity Intervalsの検出と表示方法
オープンフィールコンソールでの最大強度インターバルの検出と分析は、アクティビティ後にのみ実行できます。
-
コンソールでアクティビティを開きます
- 目的のアスリートをグラフ化します。 詳細については、グラフデータ をご覧ください。
- Velocityトレース/グラフの最後にあるアスリートの名前の1つを右クリックし、[最大強度インターバルのグラフ化]を選択し[PlayerLoad]または[距離]を選択し、インターバル1、2、または3を選択します。
- 各インターバルにカーソルを合わせると、最大強度インターバルの概要が表示されます。
-
必要に応じて、新しいダッシュボード を作成します。
-
ダッシュボードの空白部分を右クリック->新ウィジェットを選択->[イベント/エントリーカウント詳細表]を選択>「最大強度インターバル-距離」または「最大強度インターバル-PlayerLoad」を表示 。 詳細については、コンソールウィジェット をご覧ください。
-
ドロップダウンメニューからアスリートを選択して、個々のアスリートデータを表示します。 各ピリオドをクリックすると、プレーヤーヘッドがインターバルの開始点に移動します。これにより、インポートされたビデオとの位置合わせが可能になります。 詳細については、分析のために動画をGPSデータと同期する方法 をご覧ください。
-
コンソールからのast Sync して、分析のためのデータをクラウドに送信します。
- 最大強度インターバルは、ウィジェットの右上にある設定から>基本>CSVを選択してCSVにエクスポートできます。
オープンフィールドクラウド上でのMaximum Intensity Intervalsの表示方法
オープンフィールクラウドでの最大強度インターバルの検出と分析は、アクティビティ後にのみ実行できます。
-
オープンフィールドクラウドに移動し、データの表示に使用するウィジェットの設定アイコンをクリックします。
-
[Parameters /指標]タブで、[Maximum Intensity Interval]カテゴリから指標を選択します。
ウィジェット設定> [指標]タブ> [Maximum Intensity Interval]>指標を選択
-
ウィジェットでデータを表示します
最大強度パラメータの定義
Maximum Intensity Distance Interval 1 (m)
インターバル1 設定時間内での合計距離(m)「MII Dist Interval 1」は、ピリオド/アクティビティ全体内にある設定した時間内(例 60秒)での最大累積距離を表します。 インターバルの所定の期間は、クラウド>設定>チーム>編集>最大強度インターバル-距離インターバル1(秒)から設定できます。
Maximum Intensity Distance Interval 2 (m)
インターバル2 設定時間内での合計距離(m)「MII Dist Interval 2」は、ピリオド/アクティビティ全体内にある設定した時間内(例 180秒)での最大累積距離を表します。 インターバルの所定の期間は、クラウド>設定>チーム>編集>最大強度インターバル-距離インターバル2(秒)から設定できます。
Maximum Intensity Distance Interval 3 (m)
インターバル3 設定時間内での合計距離(m)「MII Dist Interval 3」は、ピリオド/アクティビティ全体内にある設定した時間内(例 300秒)での最大累積距離を表します。 インターバルの所定の期間は、クラウド>設定>チーム>編集>最大強度インターバル-距離インターバル3(秒)から設定できます。
Maximum Intensity Player Load Interval 1
インターバル1 設定時間内での最大PlayerLoad「MII PL Interval 1」は、ピリオド/アクティビティ全体内にある設定した時間内(例 60秒)での最大累積PlayerLoadを表します。 インターバルの所定の期間は、クラウド>設定>チーム>編集>最大強度インターバル-PlayerLoadインターバル1(秒)から設定できます。
Maximum Intensity Player Load Interval 2
インターバル2 設定時間内での最大PlayerLoad「MII PL Interval 2」は、ピリオド/アクティビティ全体内にある設定した時間内(例 180秒)での最大累積PlayerLoadを表します。 インターバルの所定の期間は、クラウド>設定>チーム>編集>最大強度インターバル-PlayerLoadインターバル2(秒)から設定できます。
Maximum Intensity Player Load Interval 3
インターバル3 設定時間内での最大PlayerLoad「MII PL Interval 3」は、ピリオド/アクティビティ全体内にある設定した時間内(例 300秒)での最大累積PlayerLoadを表します。 インターバルの所定の期間は、クラウド>設定>チーム>編集>最大強度インターバル-PlayerLoadインターバル3(秒)から設定できます。